世界で一番早く朝が来る場所〜永遠〜B
「…エンヴィーは店にずっと居ます。気に入った男だけを自分の部屋で相手にするそうで…」 それでも、私が出会った頃と変わらず、相手が出来るのは金持ちだけだという。 「…大佐は生きていると何度説得しても嘘だの一点張りで」
そうさせてしまったのは私だ。
「大佐…でも…」 こんなに早く行動に移すとは思えなかったのだろうか。
でも…そんな自信でもなければ、おかしくなってしまいそうだった。
エンヴィーが居るのはリュネという店。
店に入ると、まだ若そうな女性が笑顔を向ける。 「いらっしゃいませ」 「この店にエンヴィーという名の子が居ると聞いたんだが」 そう告げると、女性は言った。 「エンヴィーをご指名ですか?」 「そうだ」
「エンヴィーは最低50万かかりますが、よろしいですか?」 私を上から下まで見て…金はあると判断したのか続ける。 「それに、エンヴィー自身がOKを出さないとお相手は出来ません」 私は溜息をついた。 「どうするかは彼が決めるんだろう?是非審査してもらおうか」 はい、と言い女性は手元の電話をとり610にかける。 「お客様です」 そう一言だけ言い、切る。
別れた頃と変わらない…女の子のような…男の子のような、綺麗な顔。
「どうかしたかい?」 うっすらと頬を染めてエンヴィーは口を開いた。 「…うぅん…何でもない。ねぇ…お兄さん…名前は…?」
「ウォルコットだ」 前もって考えていた名前を告げる。 「……そう…」 残念そうに言い、それでも微笑む。 「私はお相手してもらえるかな?」 「…ぅん…いいよ…」
「…部屋、行こう」
手を引かれるまま、エンヴィーについて行く。
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