世界で一番早く朝が来る場所〜約束の場所へ〜B
どきどきは、時間の流れを速く感じさせるほどに。
待つのには慣れてる。 それでも、俺の寝坊癖は治らなくて。
夢を見ていた。
「…ィー……エンヴィー…?」
耳元で、大佐の声がして。
「…ん…〜…ん…」
枕を抱きしめて寝返りをうった。
「エンヴィー?」
大佐が呼んでる。
「エンヴィー…早く起きないと、食べてしまうよ」
枕を取られて、顔にかかった髪を払われたと思った瞬間、暖かい唇が俺の唇に触れた。
「っふ…?!」 驚いて目を開けると、大佐の眼を閉じた顔があった。 「んぁ…っは…」 歯列を舌でなぞられて舌を絡めとられる。 気持ちよくて、思わず自分から絡ませてしまう。 ベッドに押さえつけられながらも、大佐の首に腕を回して、離れないように。
「はぁ…っ…」 長いようで短いような時間、久しぶりの大佐とのキス。
「…ぁ…」
「おはよう、エンヴィー。目は覚めたかな?」 俺を抱き起こして、嬉しそうににっこり笑ってくる大佐。 「た…大佐っ……や…何…」
俺は今、絶対耳まで真っ赤だと思う。
「来ることは知っていただろう?」 「そうだけど……」 「いつも10時まで寝ていると聞いたから、起こしに来たんだ」
時計を見ると、もうすぐ10時だ。
「う…っ…」 「久しぶりだね、エンヴィー」
微笑まれて、気づく。 俺はこの人を心から愛していて。
「…大佐は…元気そうだね」 「あぁ、君に逢えたからな」
ホントに嬉しそう。
抱きしめられて沢山キスをされながら、そんなことを考えてしまう。
「何で…昨日起こしてくれなかったの」 膨れて言うと、くすくす笑って頭を撫でて。 「起こしたら可哀想だと思ったから」 「でも、あの電話で起きたし!」
それに。
「解った。次からはそうするよ」
唇にキスをされて。 |