見えなかった。

あまりにも眩しすぎて。

光ってた。




「どうした?」

ぼぅっと大佐を見ていたら、心配そうな顔でそう言われた。

「あ…ん?何?」

慌ててそう返すと、頭を撫でられる。

「……何か考え事でもあるのか?」

「…ないよ?」

あるけどね。

「…あまり心配かけさせるな」

ごめんね、大佐。

本当のことを、言えなくて。

相変わらず、明るくて。

眩しくて。

直視できない、光り輝くあなた。




「いつか、大佐と離れる日が来ると思う」

ぽつりと呟くと、悲しそうな顔をされた。

「そういうことは、あまり言うな」

「でも…」

「それが死でも、故意でも、偶然でも、自然でも…今、私たちは…」

愛し合ってるって、言おうとした大佐の唇に、自分のそれを重ねて。




言われたくない。

こんな、影の中生きている俺を。

愛しているなんて。




心の中だけに、留めておいて。




END